Beginner's Guide

はじめてのちゃんみな 入門ガイド

多言語で言葉を操るラップと赤裸々な歌詞、そしてプロデューサーとしての顔まで、いくつもの側面を持つちゃんみな。初めて聴く人がどこから入っても迷わないよう、代表曲からプロデュース活動まで順を追って紹介する。

ちゃんみな読了目安 3分

Introduction

はじめに

ちゃんみなは、日本語・韓国語・英語を自在に操るトリリンガルのラッパー/シンガーとして2017年にメジャーデビューし、作詞・作曲・トラックメイクまで自身で手がける自己表現の強さで注目を集めてきたアーティストである。高校生ラッパーとしての出発点から、アルバムごとに音楽性とライブスケールを拡張し、近年はガールズグループのプロデューサーという新たな顔も持つに至った。ここでは、代表曲やアルバム、そしてプロデュース活動という複数の切り口から、初めて彼女の音楽に触れる人向けに紹介していく。

01

高校生ラッパー時代の原点を知る一曲

2017年発表のメジャーデビュー・シングル「Fxxker」は、高校生ラッパーとして頭角を現していた当時のちゃんみなのストレートなリリックとフロウが凝縮された一曲である。同時期のシングルやアルバム「未成年」には、後の作品にも通じる自己表現への強いこだわりがすでに表れている。

聴くポイント

  • — 初期らしい荒削りで勢いのあるフロウ
  • — 10代の視点から書かれたストレートなリリック

こんな人におすすめ

  • — 彼女のキャリアを初期から順番に追いたい人
  • — 日本語ラップの原点的な雰囲気を知りたい人

ネクストステップ

次はブレイクのきっかけとなったアルバム「Never Grow Up」に進むと、数年での変化がわかりやすい。

02

代表作「Never Grow Up」でブレイクを体感する

2019年発表の2ndフルアルバム「Never Grow Up」は、ちゃんみなの名を広く知らしめた作品である。表題曲「Never Grow Up」は総ストリーミング回数が3億回を超えており、同年10月には日本武道館での初のワンマン公演も実現した、キャリアの転換点となったアルバムといえる。

聴くポイント

  • — ストリーミングで長期的に聴かれ続けている表題曲のメロディ
  • — 武道館公演につながった当時の勢い

こんな人におすすめ

  • — まず一枚アルバムを通して聴いてみたい人
  • — 代表曲から入りたい人

ネクストステップ

その後の音楽的な深まりを知るには、アルバム「Harenchi」や「Naked」に進むとよい。

03

アルバム「Harenchi」「Naked」で深まる音楽性とアジア展開

2021年のアルバム「Harenchi」、2023年のアルバム「Naked」は、ライブ規模の拡大と並行してリリースされた作品である。2023年3月には横浜アリーナでのワンマンライブを成功させ、同年12月からのツアーの模様はライブ盤「AREA OF DIAMOND(Live)」シリーズとしても発表されている。同時期には韓国語楽曲「Don't go(feat. ASH ISLAND)」のリリースや、韓国・香港・台湾での海外単独公演など、活動の場を国外にも広げた。

聴くポイント

  • — 初期に比べて多様になったサウンドプロダクション
  • — 韓国語楽曲に表れる自身のルーツへの意識

こんな人におすすめ

  • — アルバム単位でじっくり音楽性を追いたい人
  • — アジア圏での活動にも関心がある人

ネクストステップ

音楽活動だけでなく、プロデューサーとしての顔を知るには次のセクションへ。

04

プロデューサーとしての顔:「No No Girls」とHANA

2024年から2025年にかけて、ちゃんみなはBMSGとのガールズグループオーディション「No No Girls」のプロデューサーを務めた。同オーディションから誕生した7人組グループHANAは、プレデビュー曲「Drop」を経てデビューしており、ちゃんみな自身のテーマソング「NG」もこのプロジェクトと連動してリリースされている。本人はインタビューで、妊娠・出産と重なった制作期間の大変さと、それでも得られた成長について語っている。

聴くポイント

  • — アーティストとしてだけでなくプロデューサーとしての視点も持つ活動姿勢
  • — 「NG」に込められた社会的な視線への皮肉というテーマ性

こんな人におすすめ

  • — 楽曲制作だけでなくプロジェクト全体への関わり方に興味がある人
  • — HANAなど関連グループにも関心がある人

ネクストステップ

プロデュース活動と並行して続く本人名義の最新曲は、次のセクションで紹介する。

05

最新曲とNHK紅白初出場で今のちゃんみなを追う

2025年にはNHK紅白歌合戦に初出場し、自身がプロデュースするHANAに続けてSPメドレーで「NG」「SAD SONG」を披露した。2026年に入ってからも「TEST ME」「FLIP FLAP」「Let you go(feat. HIROTO(INI))」など新曲リリースが続いており、ツアーの模様を収めたライブ盤「AREA OF DIAMOND 3(Live)」も発表されている。

聴くポイント

  • — 紅白という大舞台でのパフォーマンス構成
  • — コンスタントに続くシングルリリースのペース

こんな人におすすめ

  • — 今まさに活動しているアーティストとしてのちゃんみなを追いたい人
  • — 最新曲から遡って過去作を聴きたい人

ネクストステップ

最新曲から気に入った方向性が見えたら、対応する時期のアルバムやEPに遡って聴くと理解が深まる。

Choose Your Route

あなたの好みから選ぶ

骨太なラップ/ヒップホップを重視したい

リリックとフロウの強さを軸に楽しみたい人には、初期からのラップ色が強い作品がおすすめである。

未成年

高校生ラッパー時代の勢いがそのまま残るメジャーデビュー・アルバム。

ハレンチ

アルバム「Harenchi」ではラップとしての表現力がより洗練されている。

メロディアスな歌もの/バラードを重視したい

歌唱表現や楽曲の情感を重視したい人には、歌ものとしての完成度が高い作品が向いている。

Never Grow Up

表題曲「Never Grow Up」を含む、歌唱面での代表作。

Naked

アルバム「Naked」はより歌に重心を置いた楽曲が並ぶ。

今の活動からリアルタイムで追いたい

直近の動きから入りたい人には、2026年の新曲群とライブ盤が入り口として適している。

FLIP FLAP

2026年発表の最新シングルの一つで、現在の音楽性がわかる。

AREA OF DIAMOND 3 (Live)

直近のツアーの様子を収めたライブ盤。

Career Flow

キャリアの流れ

デビュー前の高校生ラッパー期から、メジャーデビュー、アルバムごとのライブ規模拡大、そしてプロデューサーとしての活動開始まで、ちゃんみなのキャリアは段階的に広がってきた。以下では主な時期ごとに、代表的な作品とともに流れを整理する。

  1. 2016年〜2017年:高校生ラッパーとしての始動

    配信シングルでのデビューを経て、2017年にメジャーデビュー・アルバム「未成年」をリリース。高校生ラッパーとして注目を集めた時期。

    未成年 feat. めっし
    ダイキライ feat. ちゃんみな
    Princess
    FXXKER
    未成年
  2. 2017年〜2019年:メジャーデビューとレーベル移籍

    アルバム「Chocolate」などを経て2018年にワーナーミュージック・ジャパンへ移籍。2019年のアルバム「Never Grow Up」で知名度を大きく高めた。

    CHOCOLATE
    MY NAME
    WINNER feat. ちゃんみな
    Doctor
    I'm a Pop
    Never Grow Up
  3. 2020年〜2021年:EP三部作とアルバム「Harenchi」

    note-bookシリーズのEPやEP「Angel」「BIJIN」を経て、2021年にアルバム「Harenchi」を発表した時期。

    note-book -Me.-
    note-book -u.-
    Angel
    美人
    ハレンチ
  4. 2022年〜2023年:アジア展開とアルバム「Naked」

    韓国語楽曲「Don't go(feat. ASH ISLAND)」のリリースや、アルバム「Naked」の発表、横浜アリーナ公演、韓国・香港・台湾での海外単独公演など、活動の場を国内外に広げた時期。

    Mirror
    Don't go (feat. ASH ISLAND)
    TOKYO 4AM
    Naked
    命日
    SMILEY-Japanese Ver.- (feat.ちゃんみな)
    Biscuit
    AREA OF DIAMOND (Live)
  5. 2024年:結婚・出産とプロデューサー活動の始動

    ASH ISLANDとの結婚・出産を経験する一方、ガールズグループオーディション「No No Girls」のプロデューサーに就任し、テーマソング「NG」を発表した時期。

    20
    FORGIVE ME
    NG
    FOREVER
  6. 2025年:HANAのデビューとNHK紅白初出場

    「No No Girls」から誕生したグループHANAのデビューを見届け、自身もNHK紅白歌合戦に初出場した時期。

    WORK HARD
    I hate this love song
    SAD SONG - From THE FIRST TAKE (feat. No No Girls FINALISTS)
    I hate this love song (Acoustic Session)
    WORK HARD - From THE FIRST TAKE
    i love you
    AREA OF DIAMOND 2 (Live)
  7. 2026年:継続的な新曲リリース

    「TEST ME」「FLIP FLAP」「Let you go(feat. HIROTO(INI))」などのシングルを継続的にリリースし、ライブ盤「AREA OF DIAMOND 3(Live)」も発表している時期。

    TEST ME
    FLIP FLAP
    AREA OF DIAMOND 3 (Live)
    Let you go (feat. HIROTO (INI))
    アニョハセヨ (ちゃんみな Remix)

Conclusion

次の一曲へ

高校生ラッパーとしての原点、アルバムごとに拡張してきた音楽性とライブスケール、そして近年のプロデューサーとしての活動まで、ちゃんみなは常に活動の幅を広げ続けてきたアーティストである。代表曲から入っても、プロデュース活動から入っても、そこには一貫して自己表現への強いこだわりが感じられるはずである。

参考情報

  1. PROFILE|CHANMINA OFFICIAL SITE — CHANMINA OFFICIAL SITE
  2. ちゃんみな - Wikipedia — ウィキペディア日本語版
  3. 【紅白リハ】ちゃんみな、HANAの『紅白』出場は「思ったより早い」 デビュー前からロードマップ作成 — ORICON NEWS (2025-12-28)
  4. <インタビュー>ちゃんみな 【No No Girls】、HANAのデビュー、そして2作連続リリース――走り続ける彼女を突き動かすものとは — Billboard JAPAN
  5. BMSG×ちゃんみなによるガールズ・グループ・オーディション「No No Girls」、デビュー・メンバー決定。デビュー・グループ名は「HANA」。“Drop”でプレデビューも — TOWER RECORDS ONLINE (2025-01-14)