Beginner's Guide

はじめてのAina The End 入門ガイド

元BiSHのメンバーとして知られ、今はソロのシンガーソングライターとして走り続けるアイナ・ジ・エンド。ハスキーな歌声とアニメ・映画・ドラマとのタイアップの多さで名前を聞いたことがある人も多いはず。ここでは、これから彼女の音楽を聴き始めたい人に向けて、代表的な作品やおすすめの入り口を紹介する。

アイナ・ジ・エンド読了目安 4分

Introduction

はじめに

アイナ・ジ・エンドは大阪府出身。2015年に“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーとして活動を始め、グループでは振り付けも一貫して担当してきた。2018年にソロデビューを果たすと、2021年の1stアルバム『THE END』からは全曲の作詞作曲を自ら手掛けるシンガーソングライターとして本格的に歩み出す。2023年6月にBiSHを解散した後は、映画初主演やアニメ・ドラマ主題歌への起用を重ねながらソロ活動を拡大し、2024年の3rdアルバム『RUBY POP』、2025年のavex完全移籍を経て、現在も精力的に新曲と全国ツアーを続けている。彼女の魅力は、なんといっても独特のハスキーボイスと、その声だからこそ成立する説得力のある歌唱表現にある。

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BiSHから始まったキャリアと“歌う理由”

アイナ・ジ・エンドのキャリアは2015年、6人組の“楽器を持たないパンクバンド”BiSHへの加入から始まった。グループでは振り付け担当としても知られ、当初はダンス経験を買われて任された振り付けが、実際には外部の振付師に払う費用を節約するためだったというエピソードも伝えられている。BiSH在籍中の2018年にソロデビューし、2020年には自身が初めて楽曲を書き下ろしたドラマ主題歌を担当。同年12月にシンガーソングライターとしての本格活動を宣言し、2021年の1stアルバム『THE END』へとつながっていく。グループとソロを並走させながら少しずつ“自分の言葉で歌う”方向へ軸足を移していった時期といえる。

聴くポイント

  • — BiSH在籍時から続く芯の強い歌唱表現
  • — 自作曲へと軸足が移っていく過渡期の楽曲

こんな人におすすめ

  • — 元BiSHファンでソロ活動から追いかけたい人
  • — アーティストの成長過程を追うのが好きな人

ネクストステップ

ここからはソロ名義での本格的な作品づくりが始まる1stアルバム『THE END』へ進むのがおすすめ。

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最初の一枚におすすめの『THE END』

2021年2月にリリースされた1stソロアルバム『THE END』は、アイナ・ジ・エンドが全曲の作詞作曲を自ら手掛けたシンガーソングライターとしての出発点となる作品。同時期にはアルバムを引っ提げた自身初となる全国ツアーも開催されている。BiSHというグループの中で培ってきた表現力を、今度は一人の作家性として提示した記念碑的な一枚であり、彼女の音楽を聴き始めるならまず押さえておきたいアルバムだ。

聴くポイント

  • — 初めて全曲を自作した記念碑的な作品
  • — ツアーとセットで体験できるライブ映像作品もある

こんな人におすすめ

  • — まずは代表作からじっくり聴きたい人
  • — 作家性の強いシンガーソングライターが好きな人

ネクストステップ

同年秋にリリースされた2ndアルバム『THE ZOMBIE』を聴くと、初期の作家性の広がりがよく分かる。

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映画初主演とKyrie名義の『DEBUT』

2023年6月にBiSHを解散した後、同年10月に公開された岩井俊二監督の映画『キリエのうた』で映画初主演を務めた。劇中で演じた主人公キリエとして発表されたアルバム『DEBUT』には、アイナ・ジ・エンドが作詞作曲した楽曲を小林武史がサウンドプロデュースした楽曲が収められている。役としての歌声とソロアーティストとしての歌声が重なり合う、他の作品とは一味違う聴き方ができる一枚。この映画での演技は複数の映画賞の新人賞にもつながった。

聴くポイント

  • — 役に憑依した歌唱と本人名義の楽曲の違いを聴き比べられる
  • — 小林武史のサウンドプロデュースによるアレンジ

こんな人におすすめ

  • — 映画から音楽に興味を持った人
  • — 俳優としての一面にも興味がある人

ネクストステップ

解散後にリリースが続いたタイアップ曲の数々を聴くと、活動の幅広さが見えてくる。

04

アニメ・ドラマ好きにおすすめのタイアップ曲

BiSH解散後のアイナ・ジ・エンドは、ドラマ・映画・アニメの主題歌を立て続けに手掛けている。TBS系日曜劇場の主題歌として書き下ろされた「宝者」、映画「変な家」主題歌の「Frail」、劇場版アニメ主題歌の「Love Sick」などは、いずれも作品の世界観に寄り添いながら彼女らしい歌唱表現を効かせた楽曲群だ。タイアップから彼女を知った人は、こうした楽曲をたどることで自然と作家としての引き出しの多さに気づくはずだ。

聴くポイント

  • — 作品ごとにトーンを変える歌唱表現
  • — タイアップ作品と楽曲の結びつきの強さ

こんな人におすすめ

  • — アニメ・映画・ドラマの主題歌から入りたい人
  • — タイアップ曲をきっかけに好きになった人

ネクストステップ

こうしたタイアップ曲の積み重ねの先にある3rdアルバム『RUBY POP』に進むと、集大成的な聴き方ができる。

05

3rdアルバム『RUBY POP』と現在地

2024年11月にリリースされた3rdアルバム『RUBY POP』は、BiSH解散後初めてのソロアルバムであり、2021年の『THE ZOMBIE』以来3年ぶりの作品となった。本人はインタビューで、これまでよりも幅広い楽曲を収めた一枚だと語っている。2025年にはavexへ完全移籍し、全国ツアーや自身初となる海外公演も行うなど、活動の場をさらに広げている。まずは代表曲やタイアップ曲から入り、慣れてきたらこの『RUBY POP』のようなアルバム単位でじっくり聴くと、彼女の“今”がより立体的に見えてくるはずだ。

聴くポイント

  • — 解散後初のソロアルバムとしての集大成性
  • — 幅広いジャンルへの挑戦

こんな人におすすめ

  • — アルバム単位でアーティストの今を知りたい人
  • — ライブ・ツアーにも興味がある人

ネクストステップ

ここまで来たら、公式サイトやSNSで最新のツアー・新曲情報を追いかけるのがおすすめ。

Choose Your Route

あなたの好みから選ぶ

元BiSHファン・アイドル文化から入りたい人

BiSHというグループの中での立ち位置から、ソロでの変化を追いかけたい人向けのルート。

THE END

BiSH在籍中に本格化したソロ作家性が初めて全面に出た1stアルバム。

DEBUT

BiSH解散直後、Kyrie名義で発表された作品で、次の一歩を象徴する一枚。

アニメ・映画・ドラマのタイアップから入りたい人

作品の世界観に寄り添った書き下ろし楽曲から聴き始めたい人向けのルート。

Frail

映画「変な家」主題歌として書き下ろされた楽曲。

Love Sick

劇場版アニメ主題歌として作品世界に寄り添った一曲。

アルバム単位でじっくり聴きたい人

シングル単位ではなく作品としてのまとまりを楽しみたい人向けのルート。

THE ZOMBIE

1stアルバムに続く2ndアルバムで、初期の作家性の広がりが分かる。

RUBY POP

BiSH解散後初のソロアルバムで、これまでの集大成的な一枚。

Career Flow

キャリアの流れ

2015年のBiSH加入から現在までの歩みを、大きな転機ごとに5つの時期に分けて紹介する。

  1. 2015年〜2020年:BiSH加入とソロ活動の萌芽

    2015年にBiSHのメンバーとして活動を開始し、振り付けも一貫して担当。2018年にソロデビューを果たし、2020年には自身初となる楽曲の書き下ろしを経て、同年12月にシンガーソングライターとしての本格活動を発表した。

    死にたい夜にかぎって
  2. 2021年:1stアルバム『THE END』でソロ本格始動

    2021年2月に1stソロアルバム『THE END』をリリースし、全曲の作詞作曲を自ら手掛けるシンガーソングライターとして本格的に始動。同年、アルバムを引っ提げた自身初の全国ツアーも開催した。

    THE END
    1st solo tour "THE END"
    内緒
  3. 2021年〜2023年:2ndアルバム『THE ZOMBIE』とBiSH解散

    同年11月に2ndアルバム『THE ZOMBIE』をリリース。2023年6月にBiSHを解散した後は、同年10月公開の映画『キリエのうた』で映画初主演を務め、劇中人物Kyrie名義のアルバム『DEBUT』も発表した。

    THE ZOMBIE
    DEBUT
    宝石の日々
  4. 2023年〜2024年:タイアップ曲の拡大と3rdアルバム『RUBY POP』

    BiSH解散後はドラマ・映画・アニメの主題歌を立て続けに手掛け、2024年11月には解散後初のソロアルバムとなる3rdアルバム『RUBY POP』をリリースした。

    宝者
    Frail
    Love Sick
    RUBY POP
  5. 2025年〜現在:avex移籍と新章

    2025年にavexへ完全移籍し、全国ツアーや自身初となる海外公演を実施。以降も新曲リリースとツアー活動を継続し、現在もアーティストとして活動を広げ続けている。

    花無双
    革命道中 - On The Way
    ルミナス - Luminous
    Blue Shining Star

Conclusion

次の一曲へ

BiSHのメンバーとして培った表現力を土台に、自ら言葉と旋律を紡ぐシンガーソングライターへと歩みを進めてきたアイナ・ジ・エンド。タイアップ曲から入っても、アルバム単位でじっくり聴いても、そのどちらからでも彼女らしいハスキーな歌声と物語性に触れることができる。まずは気になった曲やアルバムから聴き始め、興味が広がったら過去の作品やライブ映像へとさかのぼってみてほしい。

参考情報

  1. アイナ・ジ・エンド - Wikipedia — Wikipedia
  2. アイナ・ジ・エンド オフィシャルサイト — アイナ・ジ・エンド
  3. 【アイナ・ジ・エンド】avex完全移籍後初の新アーティスト写真公開! — エイベックス・ポータル (2025-04-01)
  4. 【アイナ・ジ・エンド】3年ぶりのニューアルバム『RUBY POP』 常にやり過ぎぐらいで生きていきたい — エイベックス・ポータル (2024-11-27)
  5. アイナ・ジ・エンドが語る、30年間の軌跡。無名時代から、BiSH解散後まで — NiEW
  6. 「“誰かに頼る勇気”が必要」BiSH解散後、アイナ・ジ・エンドが気づいた“人との距離感” — GOETHE (2025-08-02)
  7. BiSH解散から丸2年。アイナ・ジ・エンドが解散前に思っていたこととは? — 幻冬舎plus
  8. アイナ・ジ・エンド、初主演映画『キリエのうた』よりKyrie名義でアルバム『DEBUT』10月18日リリース決定。メイキング・ティーザー映像も公開 — TOWER RECORDS ONLINE (2023-08-14)
  9. アイナ・ジ・エンド、Kyrieとして発表するアルバム『DEBUT』のアートワークを公開 — OTOTOY